にっきい

チャップリンの給料日のにっきいのレビュー・感想・評価

チャップリンの給料日(1922年製作の映画)
3.0
穴掘ってたら上をスカートの女性が跨いで行くって普通覗くよね。

アップリンク京都で『フォエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭』がやってたので観た事無い作品を選んで観てきました。

家のテーブルの上には野良猫だらけの話し。
チャップリンの短編映画としてはこれが最後の作品だそう。
以降は中長編を撮るようになったようです。
建築現場で働く男は給料日に明細を見て残業代がカットされてるのに驚き、現場監督にちゃんと払ってくれるように訴えるのだが門前払いをくらう。
憂さ晴らしに飲み仲間と飲みに行くと終電に乗り損ね、結局歩いて帰る事に…、って話し。
チャップリンの作品では殆どが美人に片想いしても恋が実らないんですが、これは結婚してる設定でした。
しかもかなりの恐妻。
結婚してる設定、しかも心優しい美人じゃ無いってのはチャップリンで初めて観たかも。
チャップリンと言えば毎回身体を張ったアクションが見所ですが、中でも杖を使った芸は超絶。
今作では鉄格子の細い格子の部分を全く見ずに杖を付くシーンがあって、観てるこちらがヒヤヒヤするほど。
後建築現場で地上からレンガを放り上げて上の階で受け取るんですが、これもイチローの背面キャッチどころではない、ノールックキャッチを魅せてくれます。
今なら大人気のYouTuberになれそうな凄技。
たいしたストーリーは無いけど小市民の日常をコミカルに描いた、いかにもチャップリンらしい短編でした。

これ観たアップリンク京都は、会員になってるとチケットにドリンク100円引きのクーポンが付いてくるんです。
でもこれが意外に使えない。
まあアルコール類に使えないのは仕方ない気もするけど、関西ではここでしか飲めない、言わばアップリンク京都の売りであるはずのクラフトコーラ、伊吉コーラと辛口ジンジャエールに使えないって何で?





*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年12月31日
鑑賞回:9:45〜11:28
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン1 H-1
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:22分
備考:『黄金狂時代』併映
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