このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
面白かったです。
役者さんたちの演技が楽しくて笑いました。
一方、終盤は乗りきれなかったです。
①良かったところ
・おりょうさん
問題行動が多かったです。
虎蔵さんとの不倫に加えて、覚兵衛さんを誘惑。
その分、竜馬さんを失ったことで苦しみ続けていることが伝わってきました。
・松兵衛さん
頼りなかったです。
一方、ご近所さんたちへの優しさが良かったです。
また、おりょうさんに振り回されていて、惚れた弱みを感じました。
・虎蔵さん
途中までは竜馬さんのようで、かっこ良かったです。
「本当は竜馬さんの真似をしているだけだったら面白いなあ。」と思っていたところ、その展開に。
笑いました。
情けない役を演じる江口洋介さんが新鮮でした。
楽しかったです。
・トータス松本さん演じる竜馬さん
少ししか登場しませんが、かっこ良かったです。
もっと観たかったです。
・松兵衛さんと虎蔵さんの決闘
虎蔵さんが引いた途端、松兵衛さんのスイッチが入るシーンで笑いました。
怯えていた松兵衛さんの変化が面白かったです。
・覚兵衛さん
中井貴一さんの演技が面白かったです。
おりょうさんに惚れているのかと松兵衛さんから聴かれて、照れる様が可愛かったです。
また、竜馬さんと重ねて虎蔵さんに惚れ込んでしまうのも笑いました。
②終盤
本作は全体的に楽しめました。
ただ、終盤は乗りきれなかったです。
・おりょうさんを斬るのかどうかの問答
長かったです。
おりょうさんの台詞が説明的に感じました。
いまだに竜馬さんを追い求めていることは、それまでの描写で伝わっていました。
また、松兵衛さんが覚兵衛さんを止めているのに、おりょうさんがなかなか立ち去らないのも引っかかりました。
・おりょうさんを斬らなかった理由
竜馬さんの妻としての覚悟があるとして覚兵衛さんは斬るのをやめましたが、それでいいのかなと。
その後も問題行動を起こす可能性はあるわけで、斬らなくていい理由にはならないと思いました。
・竜馬さんの死の真相
松兵衛さんが薬を飲ませていたという事実に驚きました。
と同時に、松兵衛さんが一気に怖くなりました。
恐ろしい話だなと。
ただ、なぜか楽しげな音楽が流れて終わりでした。
全く笑えないエピソードで幕を閉じたので、陽気な音楽に強烈な違和感を覚えました。
混乱しました。
③まとめ
終盤の展開にはモヤモヤしました。
ただ、たくさん笑いました。
トータルでは好きな作品です。
観て良かったです🙇