たなか

夏の嵐のたなかのレビュー・感想・評価

夏の嵐(1954年製作の映画)
4.8
タイトルで観るの決めたんですけどヴィスコンティは初かな、イタリア語の耳馴染みが最近良い

とにかく1855年?というものを生で見てるような気分になれるくらいセットも街も田舎も美しくて単純に感動しちゃうんですが主演のアリダヴァリが美しかったり醜かったりメチャメチャ凝った撮られ方してるなと
とにかくよろめいてしまうんですが、ファーリーグレンジャーもイイ男ですね(中身はてんでダメなんですけど)

その二人の会話も存外良くて、あーこれはキッチリ戦争ものだって分かるし、若者の強さ弱さもよく分かる、女のソレも

終盤決定的な破滅のシーン、どちらもオカシクなってるしそこにまた一人別の人間がいてより複雑化してエンディング更にドーン!な展開がかなりキました。

名画は裏切りませんねえ
たなか

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