夏の嵐の作品情報・感想・評価

「夏の嵐」に投稿された感想・評価

pino

pinoの感想・評価

4.1
ネオリアリズモから貴族の生活を描くようになっていったヴィスコンティ転換期(?)の作品

ドロドロ不倫物語
アリダ・ヴァリの悲壮感
白

白の感想・評価

5.0
ブルックナーの第七交響曲に彩られた世界の始まりへの律動は、愛の必然性を証明することなどせず、愛という無数の罪を誤魔化すための言葉が持つ神話の効力を脱呪術化するための甘美さだけをただひたすらに備えている。
Jasminne

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3.7
男がクズで女がウブなミステリ作品だった。しかもルキノ・ヴィスコンティのきれいな絵の具で色をつけたようなシーンの連続できれいなものならいくらでも見たいと思わせる。
絵画展にでも迷い込んだような作品だった。

125
あぺ

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3.8
ドレスがデカいだけで面白い
監督が貴族出身であることが、ヒシヒシと伝わってきた
中盤で光の関係でグレーに鏡に反射した将校と将校本人を同時に映す演出が斬新

鏡の演出は腐るほどあるけど、本人と虚像の光の加減がここまで違うのは見たことない
どらり

どらりの感想・評価

2.5
U-NEXTにオススメ表示されたので見たけども、簡単に人を信じちゃいけないよってお話しでしょうか…
てっきりラブストーリー的なのかと…
好みじゃありませんでした。
熱情に突き動かされることが人の営みであり、それによって歴史は築かれる。確たる理由もなく無価値とも思えるものに追いたてられる人生の喜びと虚しさ。国を人を愛すること、そして反対に憎むこと。熱量をドライに見つめる眼差しは愛国心やロマンスといった価値観の枠を超越する。信念に燃える人たちによる計算された軍隊の動き、情熱的なロマンス、享楽的な生活、それらにはただ等しく死がまっている。意味なんてないただ目の前にある無常は常に美しくて感動的でそれはもうそこに人間がいるということでしかない。時にはむしろできることならずっと、盲目的な感激屋でありたい。
記録のみ
(2019年DVD52本目)
(2019年通算112本目)
螢

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3.9
私が大好きな小説家・塩野七生さんのエッセイによると、この作品のイタリア語原題の「Senso」はもっぱら「官能」と直訳されるけれど、その実、「感性」、「感覚」といった、より幅広い意味を含むのだとか。

観終わってまさにその名の通りの作品だと思った。
まさに、感性と感覚に溺れた女と、それを利用して付き合ってやった(つもりでいた)男の悲劇を描いています。

属国となったイタリアの貞淑真面目な人妻と、そこに赴任したオーストリア進駐軍に属す遊び人の若き将校の道ならぬ恋…なんて、かつては劇場で演じられていたメロドラマオペラをそのまま当時最先端のカラー映画に移植したような話。

けれど、会う時間の幸福と会えない時の不安に千々に乱れて突っ走ってしまう公爵夫人のあまりに感覚的な様を例えようもなく美しく、そして哀れにしみじみととらえることに成功しているのは、やはりヴィスコンティらしい本物志向と破滅の美学の追求によるもの。

19世紀半ばの貴族の生活を徹底的に再現した豪華な調度や廊下を埋め尽くすように膨らむ貴婦人たちの華美なドレス…もう、別世界に引き込んでくれる。
そして、その豪奢さに反するよう、色褪せて寒々としたヴェネツィアの街の風情が、物憂げな要素を添えている。

ヴェネツィアって大概華やかに撮られることの多い街だけど、ヴィスコンティは自身の他の作品でも常にヴェネツィアの街を虚しく儚いものの象徴のように寒々しく描くのは少し不思議。
現実たる「外」を虚しく寂しく描くのは、自身のテリトリーである美しい「内」につかの間逃げ込み籠りながらも結局は破滅するしかない主人公たちの結末を暗示的に観せているのでしょうか。

いかにもヴィスコンティらしい…と一瞬思ったのだけど、考えてみたら、この6年後の1960年には再び白黒で「若者のすべて」という貧しい青年家族の話を描いているので、決してこの時期が絢爛豪華な作風だったわけではないのですが…。

けれど、後年徹底的に退廃と破滅の美学にこだわったヴィスコンティの萌芽が感じられる作品ではありますね。
y

yの感想・評価

1.6
記録。
面白く無かったし、メッセージも無いし、同調もできない。
ゆこ

ゆこの感想・評価

3.2
先が読める展開な上に1つ1つの場面が冗長で飽きちゃった
でも最後の15分の疾走感がそれまでの不満を少し和らげてくれた 思い切りのよい絶叫は清々しい
フランツのお尻可愛いし当時の風俗や戦場の様子も見られて眼福
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