失って初めて大事なものと気がつく。
失うまでは当たり前だと思っているのに。
夫を裏切り、祖国のために戦ういとこを裏切り、何もかも捨てて道ならぬ愛を注いだ敵国の将校とは最後最悪の結末を迎える。
悪い…
記録。1954年ヴィスコンティ初のカラー作品。19世紀末のオーストリア占領下のヴェネツィア、伯爵夫人と若きオーストリア士官の許されざる恋を描く。マーラー中尉のキャラがブレブレな気もするが、概ね面白く…
>>続きを読むヴィスコンティの初カラー作品。
ヴィスコンティは「山猫」しか観たことなかったけど、今作も同じくイタリア統一戦争時代、貴族社会を描く。
極上のメロドラマ。いかにも女たらしのオーストリアの軍人に惹かれて…
19世紀のヴェネトで。イタリア統一後まだオーストリア支配下にあったヴェネトでのオーストリア側士官とイタリア 側侯爵夫人の悲恋物語です。ヴィスコンティがはじめて貴族を描いた作品になります。いわゆるヴィ…
>>続きを読む金持ちの人妻と浮気者の将校の不倫と、兵役からの嘘除隊。これだけで、まあ、展開と結論は読めるわけです。ビスコンティ風の豪華絢爛な背景もこの主題に対してはなんか空回り感が拭えません。
また、主演男優の名…
祖国を愛してやまないアリダ・ヴァリが敵兵に惚れてしまう困った妻を演じますが、敵兵のファーリー・グレンジャーが中々の色男でアリダ・ヴァリがメロメロなんですよ。敵兵の宿舎までわざわざ会いに行くという大胆…
>>続きを読むヴィスコンティ監督の初のカラー作品。デビュー作「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1942)や「揺れる大地」(1948)で貧しい庶民を描いたリアリズモとは打って変わり、後期作品に繋がる貴族描写が幕を開け…
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