さすらい農場

未来惑星ザルドスのさすらい農場のレビュー・感想・評価

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)
3.8
ショーン・コネリーが007卒業後に主演したSF映画

紀元2293年 人類は不死者と野蛮な獣人(ブルータルス)に分かれ、獣人は不死者から支配/搾取されていたが、不死者の世界(ボルテックス)では[無気力]という病が蔓延していた…

虚像の神[ザルドス]の意味も暗喩的で良。
生死と精神と生殖の大メタファー祭り。
ちょっと家族で晩御飯食べながら観られる感じでは有りません。

にじみ出る低予算感ですが逆にそれが魅力。
赤パン一丁で走り回るコネリーがワイルドかつセクシーです(需要あるか?)
哲学的ともカルトとも呼ばれるSF映画。
アヴァンギャルドな怪作である事は間違いない。
SWのような映画を期待した当時の観客はさぞガッカリした事と思いますが、個人的には名作だと思ってます🤔
ヴェートーベン交響曲第7番の威力が絶大。