クリープ

未来惑星ザルドスのクリープのレビュー・感想・評価

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)
3.5
かなり前から LDプレーヤーは壊れたので、久し振りにDVD借りて観た。
●この映画は二つの世界、不老不死の世界と、殺し合いの野蛮な世界で出来ていて、ボルテックスという理想郷はバリアで守られていた。主人公は獣人で 、バート・レイノルズのようなショーン・コネリーが 甘い腐臭(笑)を漂わせながら、ボルテックスに乗り込みお縄になる。
●ここでは、生殖能力が必要とされない。「性は悪しきもの 性は新たな種をまき 地上の人間どもの毒をはびこらす」しかし まだ 刺激と反応の関係がまだ解明されてないらしく 科学者から興味もたれ、命は助かる☕
そして、動物用の檻から出されたジェームズ・ボンドは「映像に対する彼の反応を測定するわ」と科学者から言われ、erectionテストを受けさせられる(笑)
「猿に近い 非理性的動物 当然勃起する能力を持ってるわ」女性がそう言うと、正面に女性の裸体の映像が映し出される・・映像は何故か 女性が体に泥を塗っている☕ そして みんな 集まってくる
ランプリング先生 いちいち下腹部をガン見(笑)
それも 何回も 何回も 映像が変わる度に 真剣にcheckに手抜きなし。
●ショーン・コネリーの顔の表情は、アライグマのようなキョトンとした 丸い目で、正面を向いている。これ 久々爆笑したわ、ウケねらってるのか分からない雰囲気が、 また たまんない(笑)

●作品内で、ニーチェの引用や、「WIZARD of OZ」 のWIとofを取るとZARDOZで、意味は人々を怖がらせた仮面の老人の正体を 剥ぐと真実を知る・・・だとか、ラストのベートーベン交響曲第7番第二楽章・・知的な感じがするんだけど、今みると 大林監督の「HOUSE」のようなキモチになる☘️
●今観て驚いたのは、当時28のシャーロット・ランプリングがラスト、老婆に変わるんだけど、2021年の75歳のランプリングとそっくりで、そこは感心☕
クリープ

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