シュトロハイムの心情を代弁する器かと思いきや、別人格として独立してるような腹話術人形が怖い。…それにしても覇気のない映画だ。明らかにアフレコ音声の腹話術に、舞台を客席から撮っただけのレビュー(あと変な虫のコスプレ)など完全に観客をなめている。

ただシュトロハイムが演じるだけで狂気じみているし、勲章つけた軍服で腹話術するシーンなんて意図が全く分からなかった。

ウィキペディアでミュージカル映画タグがついてたので、ほんとかいなと半信半疑で見たけど、ちゃんとミュージカル映画。13回くらい歌のシーンある。

YouTubeで見た。
https://www.youtube.com/watch?v=Wy1EdvObQb8

腹話術師ガッボは、自己中で素直になれない性格ゆえにダンサーの恋人と別れてしまう。のちにブロードウェイで成功し、元恋人と共演することになる。復縁を迫るも断られ、狂ってしまうのだった。

サイレントだと思ってたらトーキーだった。
腹話術師シュトロハイムの隣で椅子に座る人形が、主要キャストの一角として物語に貢献する様を予感させるファーストショット。
あの高揚感はいずこへ…