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嵐の勇者たちのtunicのレビュー・感想・評価

嵐の勇者たち(1969年製作の映画)
4.5
日活オールスターが雁首揃えてパーティ会場へ。東宝から招いた最強ビッチ浜美枝を巡るコンゲームものがやりたいのか、青春任侠ものがやりたいのか、それとも本当にやりたいのはミュージカル?さっぱり意図がわからないながらも訳知り顔の裕次郎に丸め込まれるうちに、最後はなぜか羽田空港のデッキに集まってパリへ発つギャルたちを見送りハッピーエンド。どうしてこうなった。ヒデ坊がつま弾くギターに一人ひとり加わっていき、気づけば渡チーム全員横並びで反逆のメロディーを歌唱。いやどん詰まりの心境を歌に託している演出というのはわかるんだけどさ…でもなんで?いったい何をみてんだか自分を見失う瞬間の連続。シーン一つひとつは凝っていてほんと素晴らしい。ただバランスがどうかしてる。でも逆にバランスが良ければいいわけでもないから映画っておもしろい。きっちりとまじめにアクションをやろうとするほどにおかしみが増していくこの歪な魅力、去年のラピュタ松竹レアもの特集でみた「追いつめる」によく似ている。と思ったらそっちも舛田監督。よくわからない感動を与えてくれてありがとう舛田監督。遅まきながら追っていきたいです。

ロマンポルノ以前でこんなにはっきりと映る庄司三郎さんをみるのはじめてかも。ヨットハーバーでの銃撃戦でいの一番に撃たれて死ぬヤクザです。
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