なつ

ライフ・イズ・ミラクルのなつのレビュー・感想・評価

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)
4.2
クストリッツァ監督による、ボスニア紛争を背景にしたセルビア映画。
劇中で兵士が、『これは我々の戦争じゃない。“誰か”の戦争だ』と言う。
何のための戦い?ユーゴ内紛の不条理な実情を言い表している。
戦争を描いていると言っても、そこはこの監督だから。
犬、猫、鳥、ロバ、熊が暴れるし(笑)
やたら耳に残る癖になるブラスバンド音楽は奏でるし、登場人物は皆、癖があって楽しいわで。
全く湿っぽくない。
“愛は民族より強し”で、ホロホロ泣ける要素もあり。

ああ、クストリッツァ監督が好き過ぎる。
ジャームッシュ監督と作風は異なるけど、好きになった感覚は凄く似てる。
来週からの最新作が楽しみ‼
なつ

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