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トゥルーマン・ショーのhatoのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

全く爽快な気分にはなれなかった。

TV番組「トゥルーマン・ショー」とその製作陣や視聴者たちは、娯楽を理由に一人の人間を軽視する象徴として描かれている。でもこれはさすがに軽視とかそういうレベルじゃない設定であって、他の問題に目が行ってしまう。正直皮肉として上手いとは言い難いと思う。

あと人物の心情もうまく作り込めていない。プロデューサーの心理・美学にブレがあって理解しにくいから、結末にスカッとできない。なんで最後悔しそうにしてるん?

フラストレーションをただ溜めるだけ溜めて、発散させずに終わらせる作品。せめてシルヴィア以外のキャストも番組を裏切り協力してくれる、みたいな展開は欲しかった。

でも最後のトゥルーマンの台詞とか、その後を見せないラストは好き。
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