このレビューはネタバレを含みます
まず大前提として設定が面白い。
自分の生活が監視されているとか自分以外は偽物とか誰しも考えているようなことだけど
TVショーで生活が世界中に流れるなんて想像もしなかった。
役者が本気で恋に落ちてトゥルーマンに真実を必死に伝えようとするシーンはジンときた。危険を顧みず本当のトゥルーマンを見ていたんだと思う。
生まれた時から見守ってきた監督と
そんなの知ったこっちゃないトゥルーマンの掛け合いも良かった。
監督にも少なからず親心のようなものはあったのだろうけど、トゥルーマンを道具として扱ってきておりバレてもなお続けようとするあさましさが見ていられなかった。
抜け出したトゥルーマンはこれからの人生どう過ごすんだろう。とその先を想像したくなる終わり方で、個人的にとても好きだった。