ひでG

キャリーのひでGのレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
3.9
リメイク版は観ていない。本作が本家だ!
て絶対強く思うはず。
娘に「何か怖い映画ない?」て聞かれた時、すぐにこの映画が浮かぶ。
しかし、「みんなでワイワイ怖がるにはオススメできない。」て付け足すので、多分彼女は観てないと思う。
何かみんなでワイワイ騒いで怖がるのは合ってないし、キャリーにも悪い気がする。
この映画は、じっくり観て、じっくり驚いて、じっくり怖がってあげたい。キャリーの為にも。
ワイワイとみんなで怖がるのは、「○○街の悪夢」とか「13日の○曜日」に任せておこう。
この映画が○曜日や○街の悪夢など一般的なスプラッタ系?やゾンビ系と一線を画すのは、「悲しみ【哀しみ】の有無である。
この映画は、そういう点で、江戸怪談話に近いかもしれない。

キャリーは圧倒的に悲しい【哀しい】のだ!
だから、怖いのだ。
おい!若きトラボルタたち、悪ガキ!
お前らのやったことは、死んだって、土曜日の夜に踊ったって?、消せるもんじゃないんだぞ!

キャリーの哀しみは、地の下よりも深いんだ!
観る人もそこを心して観るべし、共に哀しみ、共に怖がれ!一人で。
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