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萌の朱雀のmiのレビュー・感想・評価

萌の朱雀(1997年製作の映画)
4.2
静謐。
家族としての共同体内の関係性が解き明かされるためのセリフがほぼない。
そんな中でも人間のコミュニケーションの根源はおはようや行ってきますの挨拶にあると知らしめる。
なんだか見ちゃいけない関係性を覗いている気分にさせられる。
ようやく尾野真千子が心情を吐露した後の、屋根の上でのアドリブっぽいやり取りが白眉。
別れ際にちょうどすぎるタイミングで涙する人々はどうやって演出されたのだろう。
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