ひぐらしのなく頃に 誓のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

多様なメディアで展開される07th Expansionによるホラーゲーム『ひぐらしのなく頃に』を原作とした及川中監督による実写映画シリーズ第2作である本作は、昭和58年、古くから村人が「オヤシロさま」を崇め恐れられてきた鹿骨市雛見沢を舞台に、母親が愛人との子を身籠り両親が離婚したことをきっかけに荒んだ学校生活を送り、とある"事件"を起こしたことで父親とともに茨城県から雛見沢に引っ越してきた竜宮レナが、東京からやってきた前原圭一や園崎魅音らとともに平穏な日々を過ごすも父親の新しい恋人・間宮律子と馴染めず過去のトラウマに悩まされていたところ、友人の沙都子の親権者である北条鉄平とともに悪事を働いていた律子が"美人局の常習犯"であり、財産目当ての交際であることを知ったことで父親を守るべく2人を殺害してしまったことで疑心暗鬼に陥っていく様や、罪を犯した者はオヤシロさまに祟られるという村の伝統行事"綿流しの大祭"をきっかけに発展した、オヤシロさまの祟りをめぐる立てこもり事件の様子が描かれた作品となっているのだが、評価こそは低いが最後まで飽きることなく視聴は出来ました。前作が前作だっただけにあまり期待せず暇つぶし程度に視聴をはじめてみたが、妙な演出がとにかく気になった前作よりも断然観やすく、竜宮レナを演じた松山愛里の怪演も大味だが決して悪くはなかったですし、前作で得た知識くらいしかなく原作との比較こそはできないが、漫画チックな展開や演出、キャスト陣のお世辞でも上手とは言えない演技にさえ慣れてしまえば途中で断念することはないかと。慣れるまでが一苦労ですが。