たむ

大怪獣決闘 ガメラ対バルゴンのたむのレビュー・感想・評価

2.8
昭和ガメラの第二作ですが、異色の作品です。
子供が出て来ない、90分前後の昭和ガメラで唯一100分上映時間、ガメラよりも敵のバルゴンが出て来る…。
これらは負の要素のようにみえてしまいます…。
ガメラが出て来るまでがとにかく長い…。
未開の地を開拓していく探検団の裏切りのドラマがほとんどを占めていて、やっと出て来るのがバラゴン。
さらにまってガメラが出てきますが、早々に凍らされる…。
バルゴンの掃討作戦は、人間ドラマになっていますが、肝心な弱点などはナレーションベース。
怪獣映画である以上、私は怪獣が主役かどうか、を鍵にしてみてしまいます。
その視点に立つと、本作はなかなか厳しい印象です。
ただ、クライマックスに向けての人間群像劇として、作戦に動いていく過程は、平成ガメラにも繋がる構成だったりもするので、ゴジラとの差別化が図られているという意味では、見どころもありますね。
たむ

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