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無防備都市のtのレビュー・感想・評価

無防備都市(1945年製作の映画)
4.3
ナチスに対するレジスタンスの気高さを描くネオレアリズモの有名作。
カット割りの教科書と呼びたいような素晴らしさ。そのカットの軽快さと生き生きとした人間描写でその主題ほどの重苦しさは感じない。アンナ・マニャーニが撃たれるシーンはとりわけ完璧。
女が倒れ込んでベッド越しの電話を取る所など、何気ない動作でリズムを生んでいて妙に感心してしまう。
「暗黒街の顔役」「M」同様、口笛が吹かれる映画にハズレなしという個人的仮説が立ちつつある。
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