Keito

秘密の花園のKeitoのレビュー・感想・評価

秘密の花園(1993年製作の映画)
4.2
私たちには愛の花園が待っている。

揺れ動く植物、健気な小動物たち。

扉を開けたらあなたを変える魔法の世界へと。

イギリスの人気の小説を映像化。


長らくウォッチ・リストに登録していたこの作品を鑑賞することができました。

美しい映像と儚い物語に涙が止まらず、本当に見て良かったと心から思います。
子供達が花園で遊ぶ場面の美しさが素晴らしいです。畏敬の念を感じられるのでリラックス効果も期待できるかも??
子供の時に思い描いた誰にも邪魔されない環境で時を過ごすという夢を今作では実現していて優しい気持ちに包まれました。大人になって忘れてしまう「子供らしさ」を思い出させてくれたので良い経験でした。

そして!子供たちの演技が見入ります!
登場してくる子たちはどこか心に空虚な気持ちを抱えています。互いに手を差し伸べていく姿が印象的で、うちに籠っていた持病持ちの少年と新しい世界に飛び出していくシーンは1番の見所です。

映画情報

両親を失った孤独な少女が、封印されていた花園を蘇生させ、周囲の人々と共に生きる喜びを取り戻していく姿を描いたヒューマン・ファンタジー。監督は「僕を愛したふたつの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ」のアニエシュカ・ホランド。製作はフレッド・フックス、フレッド・ルース、トム・ラディの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ドラキュラ(1992)」の監督、フランシス・フォード・コッポラ。「小公子」「小公女」で世界的に有名な児童文学作家フランセス・ホジスン・バーネットの同名小説をもとに、「アダムス・ファミリー」のキャロライン・トンプソンが脚本を執筆。撮影は「バートン・フィンク」のロジャー・ディーキンス。音楽はズビグニエフ・プレイスネルが担当。主演は米英両国で行われたオーディションで選ばれた3人の子役たちイギリスのテレビドラマに出演していたケイト・メイバリー、イギリスの劇団に所属し舞台やテレビで活躍していたアンドリュー・ノット、まったく演技の経験が無かったヘイドン・プラウズ。他に「天使にラブ・ソングを…」のマギー・スミス、「キャル」のジョン・リンチらが共演。
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