このレビューはネタバレを含みます
オープニングで引きつけられる。何なんだろうね、音楽に合わせて街並み見せていく形式。昔の映画とか、まあ最近の映画もよくあるけど、いい効果あるよな。松任谷夫妻の音楽も良い。
80年代の身体に今との違いを感じる。土曜日はお昼に授業が終わり、クラブ活動。それを受け入れている当時の人たちを見ることができる。掃除中に腹減ったって、長期休暇付近の特別編成なのかなって思っちゃったもんね。一方で、部活動のゆるさを見ることができる。高校生ってこんなに自由な時間ってあるんだっけと思える。多分その違和感を、現代版のアニメとかは「帰宅部」にすることで解消している。でもそうすると、よくいる子が不思議なことに巻き込まれるっていう構図が維持されないから、その辺どうなんだろうね。
あと、鏡。まじまじと見ていると、何、調子悪いの?って聞かれる。鏡ってまじまじと見るもんじゃなかったのかな。そしてケガをするのも鏡が割れることによる。何かを象徴してるのか。
ブルマーの時代。男子は女子を〇〇君と呼ぶ。
初めて深町くんを見たときの、みんなが記憶を書き換える感じ、絶妙だよね。
一番面白かったのは、煙や湯気、ハンカチを使ってラベンダーや醤油とかの匂いを視覚化させる感じ。によってくる感じする。
原田知世は可愛い、透明感はんぱない。それを30年維持してるのはもはや異常。
同時に同じ場所にはいられないって設定だけど、小さいときにタイムリープしたときにその小さい自分が消えちゃうんじゃなくて走って木に隠れるっていうのが笑った。
出会いや奇跡は忘れてるだけで本当はあるっていうロマンチックは君の名はにも引き継がれてる。違いもあるけど、そういうロマンは共通なのね。記憶のもろさ、変わりやすさの儚さと可能性。