ベッカムに恋しちゃう、
という映画ではありませんでした。
bend it like Beckham
ベッカムのフリーキックのように、
高い壁を越えて曲げてゴールを決めろ、
っていうイメージの物語でした。
青春コメディの佳品。
主人公の才能を認めて励ましてくれる友人を、キーラ・ナイトレイが演じていました。
インド系イギリス人の女の子、ジェスミンダー=ジェス(パーマンダ・ナーグラ)が主人公。
彼女は、家族の期待や文化の同調圧力に抗して、サッカーに夢中になります。
当時は、
“女の子かつインド系がサッカーをやるなんて“っていう雰囲気でした。
家族は、彼女が女性として伝統的な役割を果たすことを望んでいます。
父親もかつてクリケット選手でしたが、イギリスでは差別されて、活躍できなかった体験をしていますから。
ジェスは、
自分の夢を追い続けるか、家族の期待に応える道を選ぶのか、葛藤します。
そこに友情、恋愛のごちゃごちゃも絡んできます。
主人公は、壁を越えるような鋭く曲がるキックを蹴りこめるでしょうか…