共産主義者をかばう者に容赦はしない。反共主義と赤狩りが蔓延る1953年、冷戦下のアメリカ。一人の上院議員が全米を恐怖に陥れていた。彼を批判する者はすべて共産主義者とみなされる。止まらぬ人権侵害、奪われる自由、静観するマスコミ。いったいこの国はどうなるんだ。局の立場を超え、守るべき正義を貫いたジャーナリストたちの物語。
エドワード・R・マローによるCBSの「See it Now」が報じた正義。実話に基づき、ジョージ・クルーニーが監督と脚本を務める。巨大権力と報道の力で闘った戦士たちが、煙たくも眩い白黒の映像で蘇る。幸運なことに、正義を貫く報道のあり方を、現代と照らしながら学ぶことができた。図らずも、何も変わっていないから。
振り返ってみれば過ちも多くありましたが、常に真実の報道に努めてきました。おやすみなさい、幸運を。