ゲオの新作棚でひと際目を引いた今作をジャケ買いならぬジャケ借り。まさかの1958年の映画で、初ジャン=ピエール・メルヴィル。
フランス映画ではあるが、ニューヨークを舞台とし、2人の男がスクープを追うために夜の街を駆け巡る、ある種サスペンスのような側面がある。
この映画のさっぱり感がすごい好き。あっさりとした友情物語や、ラブストーリーに発展しそうで発展しない、ハードボイルドな男たちには憧れるし、フランス映画らしくはないがかっこいい。
夜の街を歩く2人の男とジャズの音楽、これらをずっと鑑賞するのが心地良い、そんな映画。