映画『エンジェル』
1984年作品。『カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2022』の『サタデー★夜コーマン』枠で上映された！なんとも破廉恥なイベントに思えるけど、ロジャー・コーマン作品。さすがロジャー・コーマン、300万ドルの製作費で、1700万ドルを超える興収を稼いでいる。
音楽も話もめちゃくちゃだけど、愛すべき作品。主演のドナ・ウィルクスが可愛い。この人、『ジョーズ2』に出てたのか！
安っぽくて、カメラワークなども80年代スタイル。ストーリーも単純なんだけど面白い。最近の映画は話を複雑にしがちだけど、こういうシンプルなのはいい。
この時代よりも後だけど、舞台のハリウッドの安いホテルに泊まった。通り沿いのホテルには鉄のゲートがあり、フロントの日系人のおっさんは引き出しに拳銃を隠していた。隣のコンビニに行くにも「なんかあったら叫べよ」と言っていた。夕方以降は急に寒いLAが不安な気持ちを煽った。最近まで夕方以降は危ない場所と言われていた。『プロティ・ウーマン』の主人公が街娼として立っているのが、まさにこの映画に出てくる通り。
成績優秀な女子高校生のもう一つの顔はエンジェルという娼婦。彼女を取り巻く人たちも、ドロップアウトした変わった人ばかり。
