魔術師のNnのレビュー・感想・評価

去り際がダサさと執念が人間らしくていいね

『ペルソナ』では自分に嘘をつかないために話さないのに対し、
この作品では自分ではない別の誰かになるために話さないというのが対照的。

伏線っていう表現は違うけど
演劇の流れの礎石のようなものが散りばめられていて
クスッと笑えるような部分もありつつ、
老婆の核心的なセリフになるほどとなりつつ、
一作目にちょうどよかった。

そんな昔の作品に見えないのはなんでだろう。。。
小難しい技術何もなく、ここまで魅せるのが「名作」ってことなんだなーと思います。