不妊治療を受けるホラーク夫妻。
そして夫妻と同じアパートに住むアルジュビェトカ。
彼女は夫婦にかなり興味津々。
キャベツをせっせと作る管理人さん。
アルジュビェトカに欲情するおじいちゃんジュラベーク。
こんな面々が住むアパートで繰り広げられるホラーな話し。
冒頭のカレル・ホラークが見る赤ちゃんをタライからすくい上げ、新聞紙で包んで売っているシーン、衝撃的。
カレルの妄想なのだが、よくこんな事を思いつくと驚くばかり。
不妊に悩む妻に木の人形を与えた事からとんでもない方向へと話が膨らむ。
チェコの民話を基に作られた作品。
コミカルな感じも受けるが、気味悪さはつきまとう。
幼児愛者なのかジュラベークのアルジュビェトカに対する行動がかなり気持ち悪い。
まさかの木の人形に不気味な魂が宿ってしまうダークファンタジー。
映像もストーリーも私はかなり好きだ。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督作品