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オテサーネク 妄想の子供のkokottoのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.6
ヤン・シュヴァンクマイエルの長編。
北欧の民話オテサーネク(?)を題材に使われているらしい、不気味な話。
※ネコが死ぬのでネコ好きは注意。

不妊症に悩む夫婦が気晴らしに別荘を買い、夫が庭の手入れの時に人のような形の切り株を引き抜く。
それが赤ちゃんのように見えた事から悲しむ妻を喜ばせようと夫は手足を整えニスを塗り、妻の元へ持ってくる。(それもどうなんだと思ったが)
冗談のつもりだったが妻の反応は違い、本気で『それ』を赤ちゃんだと思い込みオチークと名付け大事に育てだす。
次第にそれは『モノ』から人ではない『何か』に成長していき……

前半は子育て(?)に奔走する夫婦を描き、後半はそれを怪しむ隣人の少女を中心に描く。

不気味な動きとどんどん食欲が出てくるオチークもキモ怖だったが、木を赤ん坊だと信じて喜ぶ妻の表情がイッちゃってて一番怖かった。子供が観たら赤ん坊の泣き声がトラウマになりそう……

ちなみにうちの妻は少女を狙うロリコンじじいが一番ホラーと言っていた👴(笑)
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