しゃり

ラブリーボーンのしゃりのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
4.6
ファンタジー、スピリチュアル、サスペンスが融合した感じで、かなり好きな雰囲気だった。

一見普通の隣人が少女趣味の連続殺人鬼だったっていう、現実にあり得そうで気味が悪い事件。
一方で、死後の世界とシアーシャローナンが息を呑むほど美しいので不思議と惹きつけられる。

勧善懲悪や復讐ではなく『受容』がテーマ。
犯人への憎しみでなく家族や恋人(になる予定だった彼)への愛情こそが確かに彼女が生きた14年間の証なんだと思った。
ほんの一瞬だけ生きて、というセリフがとにかく悲しくて切ない…
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