上海十月

彼岸花の上海十月のレビュー・感想・評価

彼岸花(1958年製作の映画)
3.0
小津映画初のカラー映画。以前国立フィルアーカイブで「浮草」を本来のアグファカラーに修正した上映があって観に行ったことがある。本作放送もアグファカラーなのだが緑が結構発色良く、本来の沈んだ緑ではなかった。小津作品は、絶対映画なので色々言いたいことが出るのがマニア向け。話は、晩年作に多い同級生が他人の縁談や自身の娘、他人の娘の縁談に右往左往して人生が晩年に来た事を思い知る作品だ。久我美子がいるバーなんかあったら通うぜ!でも本作では、はやってない。山本富士子が、ある意味使いたかっただけ?個人的には、この同級生物が少し苦手だ。気持ちはわかるが、それを見せられてもという気分。
上海十月

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