日本ではATGの外国映画ラインナップとして1968年に公開。

当時のフランスの若者11人（16歳～22歳）のスタジオ・インタビューで構成。編集はかけてあるものの１時間40分ずっとインタビューなので途中で飽きてしまった。

ただ、登場する若者たちはみな気後れせず語っていてとても絵になっている。現在でも同じ方式で制作できるはずだがこの雰囲気は出ないだろう。モノクロであることと、何よりフィルム撮影であることがもたらす効果の重要性を再確認できた。

ベルトラン・ブリエの1作目が、このような作りでスタートしたが、2作目からは良質な作品を産み出す優等生監督になってしまう。本作は脚本があるが、若者たちへの質問項目のことか、それとも、答えが用意されているのか、気になるところだ。ATG配給、日劇文化にて。