《爆弾処理班の視点から一部始終。ちびる》
【The Hurt Locker】
★★★★☆ 4/5点 3.6
11月24日鑑賞。
2020年 386本目。
#2020映画メモ
2010年アカデミー賞主要部門総ナメのアメリカ爆弾処理班にフォーカスした戦争映画。
タイトルはアメリカ軍のスラングで
「苦痛の極限地帯」「棺桶」を意味する。
冒頭の"The rush of battle is often a potent and lethal addiction, for war is a drug."
が全てを語る。
もうドラッグ中毒みたいに頭おかしく無いと出来ないような爆弾処理を述べ700回以上成功させてきたジェームズとその無謀さについていけない同僚と部下を中心に話は進んでいく。
映像が当事者視点に切り替わるため
いつ爆発するか、何処にテロリストがいるかを
一緒になって探し回る感じ。
終始手に汗握り、終わった後は肩が凝るレベル。
監督のキャスリンビグローはなんと女性。
本作もほぼ男性社会の現場をここまでリアルに表現したのは脱帽。2010年のオスカーは元旦那なジェームズキャメロンのアバターと一騎討ちだったがほぼ全勝したマジで男前な監督。
エンディング曲にミニストリーをぶっ込んでくるところもロックしてる。
その後の「ゼロダークサーティ」や「デトロイト」も骨太な戦争(暴動)映画もすごいです。
良い映画を観た。