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ハート・ロッカーのJBのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.8
2004年のイラクで危険な任務に応じる米軍爆弾処理班を描く。

数々の賞を獲得していて、アカデミー賞では作品賞を含む6部門を受賞。キャスリン・ビグローが史上初の女性監督として監督賞を受賞した。

冒頭の爆発シーンの演出は引き込まれた。終始緊迫感が凄い。ジェレミー・レナー演じるウィリアム・ジェームズ軍曹は、そんな過酷な現場で自分の命など気にしていないような男だが、プロローグの"戦争は麻薬だ"という言葉が表すように彼もその麻薬に蝕まれてしまったのだろう。自分の任務や戦争が終わっても普通の生活には虚無感を感じるだけで、彼がこれから一生戦場から抜け出せないのかと思うと切なくなった。
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