夏のとある日、クーラーの壊れた部屋でこの映画を観ました。
バグダッドで爆弾解体をするむさ苦しい男達..
最初は、「あぁもっと涼しげなのを借りてくればよかった」、と思っていました。
しかしその憂慮は、あまりに鮮烈なとある爆破シーンによって一瞬で粉砕されます💣
そこからはもう虜、うだるような部屋の暑さもあってかわたしの心はジェームズ軍曹とともにあり、緊張に次ぐ緊張でした。
そして映画はラストシーンを迎えます。
今まで観たどの戦争映画とも違う観点から描かれたそれは、わたしにとってあまりにショッキングなものでした。
しかし同時に、ジェームズ軍曹の気持ちも何となくわかってしまうのです。
この映画は爆弾処理班のドラマというくくりだけには収まらない、戦争を通して描かれた人間ドキュメントだと思います。
人間が極限の緊張で変化する様子を克明に記録した他に例を見ない映画なのです‼️(私が知らないだけかも..?)
ちょっとハードルを上げすぎたかもしれませんが、とても強く印象に残っている映画です。