もも

逢びきのもものレビュー・感想・評価

逢びき(1945年製作の映画)
4.0
素晴らしい名作だった!
「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」が流れる度に、浅田真央ちゃんのソチのフリーを思い出したが(あの演技を観て何度泣いたことか)この曲がとても効果的に使われていた。

道ならぬ恋。お互いの家庭がうまくいっているのにナゼ?と思うけど、安定しているからこそ、不安定な恋を欲してしまうのかもしれない。ただ、“罪の意識“を持ちながら愛し合うのは、脱ぐことのできない恐怖心との戦いでもあると思う。
人は、ダメだと言われたら欲しくなる。この恋もまた限られた時間だからこそ燃え上がるんだろうけど、本当に自分のものになったら、きっと夢から覚めるんだろうなぁ。それにしても、ご主人が本当に優しい!だから余計に罪の意識も大きくなるよね。
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