逢びきの作品情報・感想・評価

「逢びき」に投稿された感想・評価

Shina

Shinaの感想・評価

3.8
不倫だけど、どこまでもロマンチック。エンディングが良かった。
EDiNSKi

EDiNSKiの感想・評価

4.5
ラストをただの悲恋な結末にしないのがいいね。

アレックが去り深い絶望に囚われているローラの心境を、それを反映するかのように水平だったカメラの構図もだんだん傾くという技法はあまりこの時代の映画では見ない気もする…。
slow

slowの感想・評価

4.5
汽車を待つ旅人や常連客で賑わうホーム脇の喫茶店。その店の一席に、神妙な面持ちでお茶を飲む男女の姿があった。2人にとって、その日はきっと大切な日だったのだろう。その意味を知らない私たちは、彼らの時間を遡り、一括りにできない道理というものに溜め息をつくことになる。

邦題から想像できる通り、今で言う不倫を描いた物語。しかし、本作は私たちにその是非を問うているわけではないと思う。
2人にはそれぞれ幸せな家庭があり、大切な家族がある。しかし、あるハプニングをきっかけに、段々と今までの慎ましく平穏な暮らしが、悩ましく平凡な暮らしだと思えてきてしまう罪悪感。幸せだと信じていた日々に、疑問を持ってしまった自分への嫌悪感。燃え上がる一方で葛藤する胸の内を、慎ましく平穏な暮らし、のトーンのまま繊細に描いく素晴らしさ。それは役者の技量が申し分なかったからこそだけど。人の感情が揺れ動く様を丁寧に描いた、これは純愛映画ではないかとさえ思う。
このメルヴィルが撮りそうな映画を、スペクタクル巨編みたいな映画を作るイメージだったデヴィッド・リーンが作っていたことにも驚いた。
最近の作品で言えば、アントン主演の『5時から7時の恋人カンケイ』のあの清涼感と似ているかもしれない。美しいモノクロの映像と、胸に迫る音楽。ラフマニノフはどの映画でも最高の仕事をするから凄い。これは現代の不倫のイメージでは観て欲しくないような傑作。
2018.3.9
アラビアのロレンスの後に鑑賞。まさかこんな映画まで撮っていたとは驚きとともに脱帽です。この監督スゴい。

既婚の男女が出逢い、恋に落ちてしまう。でも不倫になってしまうので、お互い暴走できないことは分かっていますが止められない…でも…っと大変もどかしい。不倫なので全然応援できないのですが、でもどこか純粋な気持ちが感じられるのがこの映画の不思議なところです。おそらくこの監督のおかげかと。ドクトル・ジバゴやアラビアのロレンスとは違う何気ない駅や道端が立派な舞台になって切なさ増し増しです。
一人の主婦の心の揺れ動く様が見事に描かれている。二人とも大人なのに、プラトニックでどこか純粋だからこそ、わかりきった結末が心に沁みる。
恋することの恐ろしさよ。
良いシーンも多いけど、劇中のセリフ「頼むから口を閉じて」お返ししたくなります。
会話劇は好きだけど、モノローグはどうも好きじゃない。
chip

chipの感想・評価

3.9
70年以上前の大人の恋の物語。

モノクロで、シーンの多くが駅構内。互いに家庭を持つ身でありながら、恋に落ちてしまった男女。喫茶店で語り合い、列車に乗り込んでさよならする。
帰れば現実。家庭という大切な幸せを十分にわかっていても、気持ちはどうにもならない…
次第に、外に出て映画を観たりドライブしたり。惹かれ合い、気持ちはどうしようもないところまで…

ラフマニノフのピアノ交響曲第2番が冒頭から流れ、それからもたびたびBGMのように流れる。

愛してしまってごめん、つらい思いをさせてごめん、と彼。。

全てが終わったときに、彼女の夫が言う、遠くへ旅していたね、よく戻ってきたと…
夫は全てわかっていたのだろうか?
8

8の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

苦味をロマンチックな甘さに酔って無視することもできず、甘い思いに浸った分その後にやってくる苦さはひときわ身にしみてどうしても耐えられないこの悪循環 すこしだけ夢想してみたり、最後だけは背徳を振り切り互いの眼差しにおぼれて、二人だけの世界のエンドロールでながれるキャストはあなたとわたしだけがいい、そんな感情がひたひたとこちらを引き摺りこみます だからこそそれすらかなわない絶望に胸が拉ぐ
平穏を幸せと錯覚しているだけという台詞 悲しみ苦しむ妻をむかえた夫がやさしくこころから同情して声をかけるようす それは非日常から日常へ 不穏から平穏へのあわい
とてもいいきれいなラストでした
儚くも美しい不倫劇

愛が生まれるのは仕方がないこと。不倫となると仕方がないで丸めたらいけなくなるが...

いくら罪悪感があったとしても、愛は偽れない物で。

流れるクラシックが切なくするうう
ゆき

ゆきの感想・評価

4.7
良かった。簡潔で清潔で少しロマンチックで。
ラフマニノフのピアノ協奏曲no.2が切なく、儚く、はやる気持ちにピッタリ♪

要は、素敵な夫がいるのに、予期せぬ男が現れて…なんだが、ぎゅっと口をつむんだ主人公の心情が手に取るようにわかり、また、憎めない。お相手も程良く強引なのがイイ。
初っぱなのお友達のお喋りにまずはウンザリスタートなのに、これまた、ラストも素晴らしい!
…こういう運命だったんだ…
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