逢びきの作品情報・感想・評価

「逢びき」に投稿された感想・評価

MOCHIWAR

MOCHIWARの感想・評価

3.0
汽車から始まって汽車で終わる。決められたレールの上から少し外れてみるも、許されるはずもなく。

言うまでもなく完全に文学です。「舞姫」とかね。ナレーションとかめちゃめちゃ画期的だったのだろうけど、表情で全てを伝えてる分、流石にダサすぎ。10年くらいかけて尖った心理映画を作ってきたイギリスのクラシックなので、まあ大目に見ます。これのリブートがフォローミーで、主演がミアファロー。個人的にはそちらの方が合う。
あ、これで終わり?という終わり方だったので、続きが気になってしまった。
話のテンポは良かったと思う。
モノクロの映像の映画を初めて観た。
シンプル且つ静かながらも、
役者の芝居や音楽、周りの音等、
魅力的な内容だった。

主人公達に感情移入出来るかどうかは、 個人の主観に依存する内容だが、
一つの恋愛ストーリーとして、
よく出来た映画だった。

このレビューはネタバレを含みます

瞳に入った灰
巡り合ってしまった二人。
大きな瞳がチャーミングな主人公より綴られる
胸の内に秘めた想い。
とても上品なんだけど己に酔いしれいる感じに馴染めず
大人の映画、、まだ私には観るのは早かった…と思っていましたが、、
いやはや、終盤の展開の素晴らしさ!名作でした。
Shina

Shinaの感想・評価

3.8
不倫だけど、どこまでもロマンチック。エンディングが良かった。
EDiNSKi

EDiNSKiの感想・評価

4.5
ラストをただの悲恋な結末にしないのがいいね。

アレックが去り深い絶望に囚われているローラの心境を、それを反映するかのように水平だったカメラの構図もだんだん傾くという技法はあまりこの時代の映画では見ない気もする…。
slow

slowの感想・評価

4.5
汽車を待つ旅人や常連客で賑わうホーム脇の喫茶店。その店の一席に、神妙な面持ちでお茶を飲む男女の姿があった。2人にとって、その日はきっと大切な日だったのだろう。その意味を知らない私たちは、彼らの時間を遡り、一括りにできない道理というものに溜め息をつくことになる。

邦題から想像できる通り、今で言う不倫を描いた物語。しかし、本作は私たちにその是非を問うているわけではないと思う。
2人にはそれぞれ幸せな家庭があり、大切な家族がある。しかし、あるハプニングをきっかけに、段々と今までの慎ましく平穏な暮らしが、悩ましく平凡な暮らしだと思えてきてしまう罪悪感。幸せだと信じていた日々に、疑問を持ってしまった自分への嫌悪感。燃え上がる一方で葛藤する胸の内を、慎ましく平穏な暮らし、のトーンのまま繊細に描いく素晴らしさ。それは役者の技量が申し分なかったからこそだけど。人の感情が揺れ動く様を丁寧に描いた、これは純愛映画ではないかとさえ思う。
このメルヴィルが撮りそうな映画を、スペクタクル巨編みたいな映画を作るイメージだったデヴィッド・リーンが作っていたことにも驚いた。
最近の作品で言えば、アントン主演の『5時から7時の恋人カンケイ』のあの清涼感と似ているかもしれない。美しいモノクロの映像と、胸に迫る音楽。ラフマニノフはどの映画でも最高の仕事をするから凄い。これは現代の不倫のイメージでは観て欲しくないような傑作。
2018.3.9
アラビアのロレンスの後に鑑賞。まさかこんな映画まで撮っていたとは驚きとともに脱帽です。この監督スゴい。

既婚の男女が出逢い、恋に落ちてしまう。でも不倫になってしまうので、お互い暴走できないことは分かっていますが止められない…でも…っと大変もどかしい。不倫なので全然応援できないのですが、でもどこか純粋な気持ちが感じられるのがこの映画の不思議なところです。おそらくこの監督のおかげかと。ドクトル・ジバゴやアラビアのロレンスとは違う何気ない駅や道端が立派な舞台になって切なさ増し増しです。
美しい映画。そして夫優しすぎて泣ける

白黒映画を観たことない人にもおすすめ。
映画館(日本橋三越ロイヤルシアター)にて鑑賞。

D・リーン監督の作品は『アラビアのロレンス』、『戦場にかける橋』などの壮大な映画も良いのだが、本作のような小品だけど佳作という作品も素晴らしい。

内容は、恋愛関係になってはいけない男女の揺れ動く姿を丹念に描いた作品であり、週に一回の数時間程度が会える男女が切ない。
現代で言うと不倫ものというカテゴリーになるのかもしれないが、現代で言う不倫ドラマのようなドロドロ感は全く無い。

佳作!
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