ロンビュー

逢びきのロンビューのレビュー・感想・評価

逢びき(1945年製作の映画)
3.1
「逢い引き」個人的に逢瀬には勝てないにしてもいい響きの言葉で、みだらな行為であることを忘れてしまいます。

物語の中で、多くナレーションが使われますが、耳心地が良く、主人公の心を詩的にナレーションしていて、良かったです。

この物語は終盤が見所でラストシーンでの主人公の顔は無言でありながら、悲痛の叫びが聞こえてくるようでした。「風の歌を聴け」の一節を借りるなら「完璧な絶望がないように、完璧な幸せもない」のかも知れません。

物語ならではの出来すぎた展開(良否双方の意味)と出来すぎた絶望が見所でした。
ロンビュー

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