このレビューはネタバレを含みます
ジャック・ペラン監督による、海の生物をテーマとしたドキュメンタリー映画。2009年のフランス映画
諸事情あり、フランスにてフランス人と劇場で鑑賞した。
映像は綺麗。海の生物って優雅で美しい。
自然は辛いよね。うんうん。
でも自然よりもっと怖くて悪いやつがいるよね?ほら…
……という展開にもっていく感じ。
展開が恣意的すぎる。なんなんだよこれ。
フランスで鑑賞した後は針の筵の上にたったような気まずさを覚えた。日本人がパールハーバーの劇場で映画「パールハーバー」を鑑賞するくらいの気まずさ。
案の定、鑑賞後に一緒に見たフランス人が喧嘩を売ってきたので、もちろん二束三文で買い上げて大喧嘩した。
海で核実験やって生態系を派手にぶっ壊してきたフランスさんがなんの戯れ言かと思いましたよ。(フランスは1960年から1996年までの間に核実験を210回実施した。)
映像は綺麗ですが、メッセージ性や問題提起としてはへそで茶がわくような薄っぺらいドキュメンタリー映画。
自国を棚に上げるのやめてから映画作れバカ、と言いたい。