HAYATO

重力ピエロのHAYATOのレビュー・感想・評価

重力ピエロ(2009年製作の映画)
3.8
2023年446本目
『首』に備えて加瀬亮さん出演作を鑑賞
伊坂幸太郎先生のベストセラー小説を原作とした映画
真面目で勉学に秀でた兄の泉水と、容姿端麗で芸術的な才能がある弟の春は、連続放火事件と現場近くに必ず残されるグラフィティアートの関連性に気付き、事件の謎解きに乗り出すが、そのことで24年前から今へと繋がる家族の謎が明らかになっていく。
物語の始まりと終わりが「春が2階から落ちてきた。」という同じセリフであることが印象的。
辛く、悲しい過去を抱えた父と息子たちの絆の強さが随所で感じられ、地球の重力を消してしまうほどに「楽しく生きる」彼らは、紛れもなく最強の家族だ。
父と同じように、嘘をつく時に鼻を触る癖がある春の姿を見ると、彼ら親子には血の繋がりを超越した力があるんだなと思わされる。
理系人間じゃないので、謎解きパートは少し難しかったけど、放火事件と過去のレイプ事件が繋ってくる展開がとても面白かった。
少年時代の春を北村匠海さんが演じていてびっくり!
HAYATO

HAYATO