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重力ピエロのkoaのネタバレレビュー・内容・結末

重力ピエロ(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的な雰囲気がかなり好きでした。家具とかアートとか服装とか役とか。

すごく役が実際に居そうなフィット感で良かった。すんなりと受け入れられるというか。
兄弟同士、血は繋がってないけどふとした時の声とか後ろ姿が似ている。(ような役者を選んだのかな?)

あとは、春の不自然さ、不思議さの正体はこういう事かと、伏線回収が気持ち良かった。
兄、ほんとめっちゃ良い ハマり役。兄って感じで。密かにモテてそう。
父も好き。子供達をわかってくれていて、最後、悪い事したかと聞いた後、また違うセリフで聞き直してくれるの。流石分かってる。


それと、見終わってから気付いたけど セリフが名言っぽい時があるのは、原作が小説だからなんですね。
そんな感じのも雰囲気にハマってて良かった。

でもなんだか、上手く行きすぎ、?というか
全体がきゅっとされているのを小説見ないでも分かった。あっさりしてる
伏線回収は沢山来るから気持ちよかったけど
映画の見応えとしてはあともう1スパイス欲しかったぁ、となるかな、。
ミステリーと言うよりも、家族愛。

まぁでも春が言う通り「本当に深刻な事は陽気に伝えるべきなんだ」という回収という意味かもしれない。

制作陣の気合いを感じる映画だった。
小説買おうか迷う。

雰囲気がかなり好きだったからがデカいので1押しして4に。
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