ルコント監督作品を見るのは、「仕立て屋の恋」に続いて2作目になりました。
アントワーヌが女性理容師に憧れる少年時代から始まって、その少年時代の思い出が大人の現在に時々 挿入される構成でした。
アントワーヌの妻となる女性理容師マチルド役 アンナ・ガリエナがセクシーで理知的で そして美しい。
「髪結の亭主」というタイトルどおり、夫目線の内容ですが、私は マチルドの事ばかり気になっていました。
マチルドが夫にいうセリフの中で「愛しているフリだけはしないでくれ」というのが気になりました。彼女の謎の過去が明かされないまま進む展開‥‥‥
アントワーヌが踊る中近東風ダンスが好きになれず、また マチルドがお客さんの髪を洗っている最中にアントワーヌが彼女の体をまさぐるシーン、あれは監督さんの好みでしょう。
唐突感のある終盤ですが、真上から撮ったラストシーンは悪くなかったです。