このレビューはネタバレを含みます
引き続き第二作を鑑賞。
ガンバレルからのオープニングクレジットは踊り子の女性の身体に投影するというもの。
今見ても洒落てる。
序盤からボンド登場かと思いきや、犯罪組織スペクターの刺客グラントのボンド暗殺予行練習であった。(顔まで似せる必要あるのか)
今作では暗号解読装置レクターを巡った英国、ソ連のスメルシュ(スターリン直属のソ連防諜部隊)、スペクターの三つ巴である。
元スメルシュ大佐で現スペクターNo3のクレッブおばさん(以下、おばさん)の命令でソ連保安局情報員タチアナ(ボンドガール)は彼女がスペクターだとは露知らず、ボンドの元へ。
ボンドも罠と知りつつ、タチアナからの亡命要請を受けたトルコ支局長ケリムの元へ単身イスタンブールへ向かう。
いつの間にかタチアナはボンドに惚れており、ケリムと三人でソ連からレクターを奪い、ロンドンへと向かう。
道中のオリエント急行内で、前述のグラントが登場。
ボンドとの肉弾戦は今作一番の見どころである。
劣勢になるもQから序盤で渡されたアタッシュケース型秘密兵器のおかげでボンドは間一髪グラントを倒すことに成功する。
物語終盤残り10分ほどで、ヘリや高速艇による追っ手が来るもののボンドにより返り討ちにされている。
また、スペクターNo1により、レクター作戦失敗の責任により、命を奪われたNo5を見たおばさん。
ラストでホテルに戻ったボンドとタチアナは清掃員に扮したおばさんに襲撃される。(おばさんもはや手を選ばず)
つま先に仕込んだ自慢の毒刃シューズを用いて、ボンドに襲いかかるが、怖いのは顔だけ。
椅子の脚を使い、簡単に身動きを取れなくされ、タチアナに呆気なく射殺されてしまう。
終盤やや詰め込みすぎな感はあった。
それでもイスタンブールの地下貯水池や聖ソフィア寺院など観光地としての見どころも多く、次はどの国へ赴任されるのかというのも見どころではないだろうか。
早く次回も見てみたい。