僕の笑いは狂気的。
人気コメディ番組の司会者ジェリーに憧れを抱くパプキンは、強引に彼とコンタクトをとり、自分を売り込むもなかなか進展しなかった。
そこでパプキンは、ジェリーの熱狂的ファンである女性と手を組み、ある計画を企てる。
コメディアン志望の青年が抱く切なる思いが痛々しく狂気的なクライムドラマ。
長年バンドをやらせてもらっていた身としては、パプキンの言動がいちいちダメすぎて映画として集中できなかった。
妄想は自由だが、あまりに思い込みが激しく、ポジティブな振る舞いが哀れに見える。
妄想と現実に差がありすぎるのも見ていて悲しい。
ただステージに立つとしっかり笑いをとってる所が凄いと思う。
また僕の好きな映画「ジョーカー」が本作の影響を受けている感じはかなり伝わってきたので、そこに関しては良かった。
ロバート・デ・ニーロが番組の司会者役だったのもニクい演出。