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ルワンダの涙のtulpenのレビュー・感想・評価

ルワンダの涙(2005年製作の映画)
3.8
1994年4月アフリカのルワンダ共和国で起こったフツ族(当時主流派)によるツチ族虐殺〔ジェノサイド〕事件 。

『ホテル・ルワンダ』のヒットでたくさんの人が知ったルワンダでの大虐殺。
虐殺事件が起こって5日後に国連軍が退去し見捨てられた約2500人のツチ族のほとんどが 次々と殺されていった。
公立技術専門学校(ETO)を舞台に生存者の証言などを元に描いている。

原題は<Shooting Dogs>
兵士たちは 自衛以外の発砲は認められていない。
だが、道端に転がったツチ族の死体に犬が群がり肉片をあさるのを見かねて
犬を撃つが銃声に驚かないようにと神父に言う。
神父は兵士に
「犬が君達に発砲してきたのかね?」と怒りをぶつける。
まるでブラック・ジョークのようなのに笑えない・・・。


エンドロールでは当時の生き残りのツチ族の人たち(映画に関わった人たち)が写し出される。
写真の笑顔はみんな優しい・・・
エンドロールで涙腺決壊でした。



静岡シネギャラリーにて。
2007.4/4 (27) 通算977本
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