これ、99年の映画で『ラッシュアワー』の1作目より後なのか。
なんかちょっと意外、もっと前の映画の印象だった。
ジャッキーの魅力がぎっしりと詰まってるエンタメアクション。
最初の『我是誰』のタイトルのインパクト。
冒頭はやたらと迫力のあるジャングルでの軍事活動模様。こんな作品だっけか、と観る作品間違えたかと思うレベルのミリタリー感。
一瞬、一瞬、、、ケインコスギがいた。見つけた。
そこから誰かに拉致されて死にかけてどっかの村の部族に拾われる、、、そして、記憶喪失。
“Who am I?”
記憶喪失のまま、レースで立ち往生している山本未來と遭遇し、記憶喪失のまま文明社会に舞い戻る。
しかし、彼は重要任務中に、拉致されて本当は葬られる存在だったと言う設定で、記憶喪失は当局側からは都合が良いようだが、結局存在を危ぶまれ始める。
一方で、その任務に関係する陰謀が渦巻き始める、、、なんだ、この“隕石”。そんな話だったか。
軍事活動から始まり、部族やらやたらとアナログな原始的なシーンを経て、文明社会に戻ってテクノロジーを巡る陰謀に巻き込まれる、、、記憶喪失状態で。
終始、何が何だかわからない状態で、様々な環境に放り込まれ、断片的な記憶のフラッシュバックで自分の存在を手繰り寄せる。
皆が自分の素性やバックにあるものを知りたがる。
しかし、それを1番に知りたいのはまさに自分。
記憶喪失だろうと何だろうと、相手がCIAだろうとテロリストめいた怪しげなヤツらだろうと、相変わらず1人で窮地を体1つで切り抜けるジャッキー、さすが。カッコ良い。
密林、部族、市街地、もはや何でもありの大アクション映画。
要所要所で山本未來などが入り、騒ぎに厚みが増し、記憶がないことでトラブルや陰謀が謎めき、ジャッキーに哀愁すら漂う。
山本未來以外にも可愛い新聞記者が現れその正体にも奥行きがあってサスペンスの展開が幅広くなる。
しっかり、ガッツリとジャッキーのエンタメアクションを体現する。格闘アクションも、モノを利用した素敵な身のこなしも。
ありとあらゆる環境を駆使して、とんでもない陰謀を背景に駆け回る。
“記憶がない”を広大な規模でここまで話を発展させる。なかなかすごい映画。
観てて飽きない、楽しい、さすがジャッキー。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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