それはいきなり始まる
金をばら撒く車の後を、追いかけ・金を拾い・演奏するブラスバンド。
のっけからインパクトがでかい!
このブラスバンドは、映画の1/3くらいずっと演奏してる。
なんじゃこりゃ⁉︎
ベオグラードを舞台に、第二次世界大戦からユーゴ内戦まで、ユーゴスラビアの激動の歴史を描いた作品。
戦時下、敵の爆撃機が来襲し爆弾を落としていく。
そんな極限状態にも関わらず、食欲や性欲を優先する革命家。
これが本当の生存本能なのか?
動物園にも爆弾が落とされて、ライオン・トラ・ゾウなどの猛獣が外へ。
俳優のすぐそばにいる!
しかも、動物たちは血だらけだ!
これ、どうやって撮ってるんだ?
トラとアヒルがそんなに近くにいていいの?
あれっ?
画面切り替わる瞬間、アヒル喰われなかった?
アヒル大丈夫だよね((((;゚Д゚))))
こんなインパクトが次から次へと爆発するファンタジー。
プロパガンダへの皮肉なのか?
極限状態で思いっきり悪ふざけしてるような映画だった。
それでも、信念・偽り・喜び・悲しみ・愛情・友情…人間ってものが深く描かれてました。
一見の価値ありです!