蘭奢待

アンダーグラウンドの蘭奢待のレビュー・感想・評価

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)
4.5
深い。チトーは、ユーゴスラビアの独裁者でありボスニア、セルビア、クロアチアから敵視されている、悪党としてしか認識していないが、見方を変えれば崇拝すべきリーダーなのだ。ナチスドイツに対抗し、地下に潜伏したユーゴスラビアの革命者たち。それらを騙して甘い汁を吸う権力者たち。喜劇仕立てで物語は進むが、終盤はかなりシリアスな展開。ロシアとウクライナを容易に連想させられる。人類は何も学ばない。
ところで、サイゼリヤで流れている明るい中にもどこか哀愁を含んだ音楽を聴くといつもこの地方を思い出してしまう。
蘭奢待

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