Jimmy

青の稲妻のJimmyのレビュー・感想・評価

青の稲妻(2002年製作の映画)
4.0
ジャ・ジャンクー監督の青春映画。

チャオチャオ(チャオ・タオ)というモデルというか踊るキャンペーンガールが結構華やかな感じで登場するが、実生活はなかなか苦しい。
19歳の男友達=シャオジイ、ビンビンの二人は定職もなくブラブラしているうちに、チャオチャオと出会う。

レストランで、チャオチャオとシャオジイが食事をしていて、アメリカ映画の話になり「強盗だ!」と叫んでカメラが左に流れると、ディスコシーンに切り替わる凄いシーンあり。
こういう場面は、映画的快楽シーン。
素晴らしい!!

ビンビンは入隊希望するが肺炎で無理。
また、彼は高利貸から借金して女子大生っぽい清楚な女性に携帯電話をプレゼントする。
その際、その美女に「キスして」と言われてもキスしないビンビン。何という男だ!美女に「キスして」と言われてキスしない男など有り得ない。

また、路上で(違法っぽい)DVD販売をしているシーンでは、客みたいな男が「『一瞬の夢』は?『プラットホーム』は?」と尋ねるあたり、ジャ・ジャンクー監督の自作ネタ(笑)

この作品は青春青春していないあたりが普通の映画風であり、けっこう良い作品であった。
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