JTKの映画メモ

ルードヴィヒ/神々の黄昏のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

ルードヴィヒ/神々の黄昏(1972年製作の映画)
4.8
【過去鑑賞】

これは劇場で観たことなくてWOWOWで観たのかな。たしか。

ヴィスコンティ作品で使われる美術は、建物にしろインテリアにしろ絵画にしろ本物だもんで、なーんか違うわね。
この映画も実際ルードヴィヒがおった城とかでロケしてたはず。なーんか違うわね。
違うどころか、そういうのはしっかりフィルムに定着されて観る方に伝わるもんで、まあ普通に圧倒的されるわな。

またヴィスコンティほど創り手のキャラが映画に反映された映画作家はおらんわけで、主人公はほぼヴィスコンティの分身と言っていいのではないか。乱暴すぎるけど。

フレディ・マーキュリーの彼氏が「フレディ・マーキュリーと私」という本を書いとるけども、ヴィスコンティのボーイフレンドとかそういう本出さんかね。出たらめっちゃ読んでみたいわ。
元貴族だもんで品格があったんだろうか、そういう話は聞いたことないな。アラン・ドロンとかヘルムート・バーガーから漏れてもいいものを。
若い彼氏から撲殺されたパゾリーニみたいな人もおるのに。なぁ。