アイマール

昭和残侠伝のアイマールのネタバレレビュー・内容・結末

昭和残侠伝(1965年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

敗戦直後の浅草―露天商を営む人々は新興やくざ新誠会によって、上納金に苦しめられていた。昔ながらの神津組四代目川田源之助は、新誠会のやり方に為す術がなかった。そんな中、源之助は反目していた新誠会の手によって射殺されてしまう。
それから数日後、寺島清次が戦地から復員。様子の変わった浅草の街と親分の死に直面した清次だったが、今は亡き源之助の遺言―五代目を継ぐ決意を固めるのだった。清次は組の仲間たちの協力を得て、露天商の商品集めに奔走する。
そんな清次たちを卑劣な手段で妨害する新誠会に、遂に単身新誠会に殴り込んだ組員の五郎は、恋人の娼婦美代をかばい殴殺されてしまう。そして客分として神津組に草蛙を脱いでいた風間重吉は、美代が実の妹であったことを知るのだった。神津組は、浅草の復興を願う親分衆の力によってマーケットの建設にこぎつけるが、そのマーケットも新誠会によって放火されてしまう。遂に、清次は重吉と共に短刀を握りしめ新誠会に殴り込みをかける。