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それでもボクはやってないのkoheiのレビュー・感想・評価

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)
4.2
冤罪をテーマとした法廷ドラマ。
前半30分でしんどすぎて見るのやめようかと思った。辛いし、むかつくし、とにかく胸糞悪くて嫌になっちゃう。警察とか検察とかの行動、「これは誇張しすぎだろww」とか思ったけど実際こうゆう事が起きているのだろうか。

冤罪事件が社会問題として取り上げられた時期がありましたね。それでもそう簡単に組織は変わらないものでしょう。裁判官への問題提起が主軸になってるような気がしたけど、そもそも裁判官は悪くない。組織体系が悪いのかとか思ったけど、完璧な組織なんて存在しないし、、結局犯罪者が全て悪い。罪を犯すものがいなければ、冤罪を疑われる人もいないのだから。でもそんなの理想に過ぎない。

この物語にどれだけのリアリティがあるのかは疑問。人となりを知らずに支援してくれる人とかいたけど、ああいうの見ると嘘くさいなぁとか思っちゃう。瀬戸朝香が演じた弁護士の女性が1番人間味あって面白かった。


最後の最後に主人公が放ったセリフに勇気付けられ、涙。
裁判官も刑事も、人を疑ってかかるのはしんどいだろうなぁ(´・_・`)
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