Genichiro

散り行く花のGenichiroのレビュー・感想・評価

散り行く花(1919年製作の映画)
3.8
これも塩田明彦の『映画術』を読み返したのがきっかけで。指摘されている通り、登場人物たちの視線が巧みに演出されている。雑貨屋で交わらない複数の視線が交錯する。その水平的な視線は、のちの再会で垂直的な関係へと変化する。この視線劇の見せ方が本当に見事、1919年でここまでやってるのすごすぎ。
Genichiro

Genichiro