このレビューはネタバレを含みます
何だ…この…何というか…『独特だけど惹き込まれてしまう』この感じ。
ストーリーの概要は、バイオリン弾く”音楽家”の男の子と、ローラーを運転する”労働者”の男性が、偶然にも出会い、同じときを過ごすお話。お互いが、お互いに持つ「全く新しい世界」に、興味津々な姿が見ていてどこか清々しかった。
そこまで数を観てきた訳ではないが、やはり東欧映画には独特な雰囲気がある。まず台詞がこの上無く少ない!そして沈黙の場面が長い!更に謎深き描写が多い!そんなミステリアスな雰囲気をバイオリンやピアノ等のクラシックミュージックが厚く支えている。
ところで、労働者の男性が、『James Deanが40代まで生きていたらこんな姿だろうなーー』という雰囲気の俳優さんで、なんだか新鮮だった。